ローヤルゼリーって何?

ローヤルゼリーを飲まない方がいい人とは?

炭水化物・タンパク質・脂質にくわえて、各種ビタミンやミネラルなどを豊富に含むローヤルゼリー。人の体に欠かせない必須アミノ酸や高い栄養価を持つ食品のため、基本的にはどなたも安心して摂取が可能です。

しかしながら、体質などによっては体調を崩す可能性があるため、飲まない方が良い人もいます。

ローヤルゼリーはアレルギー症状がでることもある食品の一つ

乳製品や蕎麦、小麦粉や卵程ではありませんが、ローヤルゼリーによりアレルギーが発症することもあります。これは、さまざまな種類の花粉や蜜から作られた多様な成分が、アレルギー反応を引き起こすためとされています。
特に、ローヤルゼリーの原料は花粉であるため、花粉症の人が摂取すると鼻水やくしゃみなどの症状がまれにあらわれることもあります。
サプリメントタイプのものに含まれている添加物に反応してアレルギーが発症することも。食べ物にアレルギーが無くても、原材料や使用方法をよく確かめ、不安な場合には摂取を控えたり少量から摂取するようにしたりしましょう。

症状が強くでた場合には呼吸困難や意識障害のほか、胃腸の障害や肝機能の低下につながるケースもあるため、初期症状の段階で医師による診断が必要です。

また、注意しなくてはいけないのが蜂アレルギーです。蜂に一度刺された場合、体に蜂毒の抗体ができます。二度目に刺されたとき抗体が反応し、蕁麻疹や嘔吐などを発症し最悪の場合、ショック症状により死に至る可能性も否定できません。
ローヤルゼリー自体に蜂毒は含まれてはいないため、アレルギー反応がおこる確率は非常に低いです。しかし、ローヤルゼリーも蜂の体内で作られている成分であるため、極まれに反応してしまう人がいます。
蜂に刺された経験がある人は、ごく少量から摂取をはじめてみることをおすすめします。

見解が分かれる妊娠・授乳中のローヤルゼリーの摂取

妊娠中および授乳中のローヤルゼリー摂取においては、異なる二つの見解があります。妊娠中は、より多くの栄養を必要としているため、アミノ酸やビタミンなどを豊富に含むローヤルゼリーを積極的に取り入れるべきとする意見。

もう一つは、妊娠という体質の変化もみられるデリケートな時期のため、母体と胎児への影響を減らすためにも摂取は控えるべきとする意見です。
相反する意見があるということは、この期間の安全性の検証が不十分であることを示唆しています。
母体がアレルギー体質ではなくとも、胎児がなんらかのアレルギー因子を持っているケースも考えられます。大切な時期である妊娠中および授乳中のローヤルゼリーの摂取は、担当医との相談が望ましいといえるでしょう。